passion 第一回目 ”t-flatshallow”

ノーマルのT−FALTをより浅く・・・
まぁ 単純にリップを立てたら浅く潜るようにはなります。

でもそれでは単純にサイドがフラットであるという固定概念があるジャンルで
あるとするならば泳ぎはかなり似たり寄ったりなものにしか成りえません。

T−FALTのshallowモデルを作るにあたり基本形はノーマルのT−FALTの
動きであると考えていました。

あの独特な縦と横に入るロールアクションがどうしても必要でした。

しかし・・・先に述べた単純にリップを立てたりしてはあのアクションは出ません。
リップ角、長さ、2点ウエイトの重さのバランス。
どれが欠けてもいけないものばかりです・・・・

普通のフラットサイドはほとんどが1点重心で構成されていると思います。

フラットサイドにおいてこれはすごく重要なことで
サイドがフラットな分の浮力がラウンドの丸いクランクに比べて
大きく削がれ・・・ウエイトの重心がラウンドに比べさらに下へと働くようになります。

ではこの1点重心におけるバランスを踏まえて考えると動きの違いを
出し難いことが明解になってくると思います。

単純に・・・・
リップが水を受けて逃がし泳ぎ生み出す。
ウエイトが軸となる。

サイドの浮力はほとんど無い訳ですから・・・おのずとウォブルに振る様になるんです。

もちろんリップ位置とウエイトとの距離によりロールアクションもでます!
そしてもう一つ・・・全体の浮力がどれくらいあるのか?もとても重要になります。

基本プラ製品の場合は全体を覆うプラスチックが浮力の妨げになり
さらにサイドが削がれる為空気室が小さくなります。
よってラウンドに比べ浮力の設定、制御がかなり難しくなると考えます。

ですのでプラ製品でのフラットサイドはよりアクションの固定化が
強要されると考えます。

ではバルサや発泡などの浮力の強いものはと言うと
1点重心の場合を考えるとピッチは単純に早くなります。

では今回T−FLATshallowに設定されたウエイト2点の場合ですが
深度を浅くするのに一番簡単なリップ角や長さはもちろんですが
ウエイトの軽量化も必要でした。



2点であると言うことは
1点にまとめるとある程度の重さがあっても2点になると
1つ1つの重さはかなり軽くなります。

シャローモデルのような深さをあまり必要としないモデルのフラットサイドに
要求される浮力とバランス。

2点で構成する場合、軸となるウエイトはやや重さがないと軸には成りえません。
しかしこの軸が重過ぎるとなんてことは無いアクションになるということは・・・

では逆に軸が軽くなるとどうなるか?

T−flatは軸となるお腹のウエイトとさらにロールの軸となくテールに
ウエイトが入っています。

この2点の構成の場合で考えて
テール側にウエイトを重くするとリップで動きは出ますが・・・今度はお腹の
軸がうまく効かない上にテールへの重さでバタついたアクションになり
真っ直ぐ泳ぐような代物には成り得ません。

弊社のモットーとして低速〜高速までクランクなら泳ぐべし!という
とても勝手なモットーがあります。

このモットーを忠実に再現する為に2点のウエイトバランスと
アクションの構成の仕方は相当いじり倒しました。

しかもあの大きさのボディで発泡の高浮力を制御する。
ここが一番重要なポイントとなりt-flat shallow完成へと遂げたわけです。


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