第3回目skillfulルアーの特徴ボディ編
久々のこのコーナーになってしまいました。思いたったかのように
そういえばアレを書いていなかった!と書き始めたわけです。
そんな今回のお題はskillfulルアーの特徴について書いていこうと思います。
第1に発泡ウレタン樹脂を使用した製品であること。
自分の知る限りでは古くはYO-ZURI(現DUEL)やザウルスなどが製品化して
いましたがその多くは海用であったり漁師さんが使う漁具であったりとバスでは
さほど多くの製品を見ることはありませんでした。
ウレタンの成型そのものの仕方自体はそう難しいものではありませんが
重さ、比重の管理や成型後の処理など、どちらかと言えば経験と言われる様な
事柄がデータとして多く必要とされる成型の為、近年であっても参考出展されて
いたウレタン成型品のプロトは見ても陽の目をみることはあまりありません。
世の中が不況の中にあって、初期投資をさほど必要とせずともある程度量産の
できるウレタン成型が業界内において注目を浴びることはありましたが現在も
ウレタン成型に拘ってやっているメーカーはあまり多くありません。
それだけ大手にはあまりメリットの無い成型方法であり難しさを感じる部分も
多いのがウレタン成型品です。逆に大量生産がし難いのがデメリットと言えます。
大量生産にはかなりのハードルがある事を説明したところで・・・少量生産で
あっても弊社ではメリットを感じて製品作りを現在も行っています。 まず第1に
浮力の面が皆様にも認知していただいている部分かと思います。
プラスチック成型とは違いボディ内部のほぼ全てが浮力帯であるという事。
プラスチック成型とは違いアイの回りやボディを形成する部分に肉を盛なくても
良いことからボディ表面以外はほぼウレタンで構成され浮力帯となっています。
プラスチックの成型品に比べてボディ表面の重さがあまり無い為、点重心で
構成したルアーを作りやすいのもメリットと言えます。
バルサ製品に比べれば浮力が劣る部分もありますがボディ内部の自由度
ある程度の3次元の形をした成型が可能なこともメリットと言えます。